通訳案内士の口述試験では、かなりまとまった会話のできるスピーキング能力と、日本独特の文化をうまく説明するための表現力が必要とされます。
したがって、いくらTOEICテストで840点以上をとったとしても、このようなまとまった会話のできるスピーキング能力がなければ、最終合格が難しくなっています。

練習の際に注意しておきたいポイントをここで挙げておきましょう。

まず、「通訳テスト」ですが、試験会場に用意されている筆記用具が使えますので、メモをとることができます。

そこで、事前の準備にメモとりの練習をしておくとよいでしょう。

実際、逐次通訳のときには聞いた部分からどんどん訳を頭の中で作っておいて、一瞬で訳を作っておく必要があります。
したがって、メモをする部分は数値や論理の流れだけになります。

それでもこういう部分をさらっとメモをとることができるように訓練しておけば、現場であわてずに通訳することができるようになるでしょう。

当たり前ですが、メモをとることを意識しすぎて、発言内容を聞き飛ばしてはいけません。

ですから、まずはフレーズごとにすぐに訳をする力をつけておいて、忘れそうな内容だけを簡単にメモをするという力を養う必要があります。

メモをとる余裕は、適切な訳が瞬時に出てくるという表現力と瞬発力の高さに比例します。
では、「適切な訳が瞬時に出てくるという表現力と瞬発力」はどのように養えばいいのでしょうか?

日本文化を英語で説明するというようなタイトルの参考書を用意します。

日本語訳を事前にボイスレコーダーで吹き込みます。

そして、それを聞いて、1文ごとに口頭で英訳していきます。

上手い表現が出てくればよし。ただし、一瞬で出てこなければいけません。

出てこなければ、その参考書の英文を参考にします。

ただし気をつけたいのは、英語を話すことに集中しすぎて、何を言うべきかが飛んでしまわないことです。

ですから、英語表現以上に、何を言うべきなのかという日本語の内容はしっかり頭に叩き込んでおきましょう。これだけは現場で出たとこ勝負をしてはいけません!

そして、それがスラスラできるまでトレーニングすると口頭試験は余裕で合格できるはずです。